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放射線被ばくと鍼灸

放射線被ばくと鍼灸 にはどんな関係があるのか?

今回は、原発事故を経験した福島県民なら知っておきたい「放射線被ばくと鍼灸」について解説します。

放射線被ばくと鍼灸 の関係について

被ばくと発がん

 年間で1m㏜の被ばくをすると1つの細胞の遺伝子に傷が付きます。

人体には約60兆個の細胞がありますから、60兆分の1です。

その傷は自然治癒力で修復します。

それが稀に間違って修復されてしまい、長い年月をかけて癌細胞になることがあります。

ICRP(国際放射線防護委員会)によると、年間1mSV被ばくすると約0.01%の確率で癌が発症するとされています。

予防策

 放射線で傷ついた細胞は自然治癒力で修復する。

ということは、自然治癒力を高めれば、さらに効率が良いですし、将来癌になるリスクも少なくなるはずです。

それにNK細胞という癌を殺す細胞も人体には備わっています。

それも自然治癒力を高めることで効率よく働いてくれます。

では、自然治癒力を高めるにはどうすれば良いか?

それは自律神経の働きを整えることです。

自律神経は身体の機能を正常に保つよう自動的に働いてくれています。

しかし、心身へのストレスによりバランスが乱れ、機能が低下します。

すると免疫力が下がり病気になりやすくなります。

癌も然りです。

ですから、心身のストレスをなるべく少なく保つことが、自律神経の働きを整え、自然治癒力を高めることになるわけです。

被ばくと鍼灸

鍼灸治療はその自然治癒力を利用して病気や怪我の治療を行います。

ようするに自律神経を調整し、心身のバランスを整え、免疫力を高めるというのが鍼灸治療の効果です。

放射線による身体へのリスクを軽減するには、鍼灸が有効であると私は考えています。

これは大人だけではなく子供も同様です。

小児はりという子供用の鍼を使うことで子供の自然治癒力を高めることが出来ます。

お子さんの将来が心配という方は、ぜひ一度ご相談下さい。

東洋医学が目指しているものは「未病を治す」こと。

未病とは病気になる前の状態。病気になる前に治す。

つまり予防医療です。

東洋医学はそれを何千年も前から今日に至るまで行ってきました。

鍼灸治療は特に何の症状もなくても、病気の予防のために定期的に受けることが望ましいものです。

今は健康でも、その健康を守るために、将来の健康のために鍼灸治療を受けられることをお勧め致します。

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