国家試験 どはどんなものなのか?
今回は、鍼灸マッサージ師の「国家試験」について解説します。
鍼灸マッサージ師の国家試験
試験は筆記のみ?
鍼灸マッサージを業とするには国家資格が必要となります。
国家資格を得るには当然国家試験に合格しなければなりません。
では、鍼灸マッサージの国家試験とはどんなものかご存知ですか?
だいたいの方が実技試験を想像されると思いますが、実は国家試験に実技はありません。
試験は筆記のみです。
国家試験を受けるには国に指定された養成機関(学校)で最低3年以上修学し、規定の単位を取得する義務があり、学校内で実技試験は行われますので、国家試験を受ける時にはすでに実技をマスターした状態となっていることが前提となります。
筆記試験の内容
それでは、筆記試験はどういった科目だと思います?
ツボの場所とか作用とか?
それもあります。
しかし、東洋医学に関する科目はほんの一部で、試験内容の大半は、解剖学や生理学を中心とした現代医学なんです。
治療を行う際に最も重要なのは、鍼灸の適応か否かを判断することです。
鍼灸は何でも治せる訳ではありません。
人体の構造や仕組みを正しく理解することで 患者の状態を正確に把握し、その状態に一番適した医療を提供することが医療人の義務です。
それが鍼灸であれば鍼灸で、他の医療機関であればそちらをご紹介 する。
すべて知識がなければ出来ません。
ちなみに医師の国家試験にも手術の実技試験などありません。
医師になった後、実地研修で学んでいきます。
鍼灸師だけが特別という訳ではないということもご理解下さい。
まとめ
正しい医療を行うにはそれ相応の知識が必要です。
いくら上手に鍼が打てても、検討違いの場所に打っていては治療効果は得られません。
知識があった上でそれを実現出来る技術が必要なのだと私は思っています。
国家試験に合格した鍼灸マッサージ師は、少なくとも医師と世間話が出来る程度の医療知識を持っています。
健康について何か質問があれば遠慮なくお気軽に質問して下さい。
何でも知っている訳ではありませんが、答えられる範囲で精一杯お答え致しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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